
日本代表女子チームの大活躍、
すごかったですね。
LS北見、笑顔の裏に重ねた苦闘 女子カーリング銅 https://t.co/XZuWtx2XMl
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年2月24日
オリンピックでの日本代表女子チームの活躍を見て、
カーリングという競技自体の魅力に気付いた方も多いのではないでしょうか?
私も、カーリングファンの一人です。
◎ 「日本ミックスダブルス選手権大会」であの人たちが活躍中!
あの人たちというのは・・・
そうです、日本代表女子チームの
LS北見(ロコ・ソラーレ北見)の面々です!
帰国後の興奮も覚めやらぬままに、
藤澤五月選手
吉田知那美選手
鈴木夕方湖選手
吉田夕梨花選手
の4人が、
「日本ミックスダブルス選手権大会」
に出場しています。
https://t.co/VCshF1yMR6#平昌五輪 で銅メダルを獲得した #カーリング LS北見の #藤沢五月 選手らが、混合ダブルス日本選手権に出場しました。青森市の会場は満員。朝3時半から並んだ人もいたようです。(達)#みちぎんドリームスタジアム pic.twitter.com/HeJyKHYATL
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) 2018年3月14日
そこで、今回は、
ミックスダブルスのルールについて、
ご紹介したいと思います。
◎ ミックスダブルスのルールで、通常のカーリングのルールとの違いは?
通常のカーリングの基本的ルールについては、
以前の記事で、わかりやすくご紹介しました。
ミックスダブルのカーリングの試合を楽しむために押さえておくべき、
通常のカーリングとの違いについても、
わかりやすくご紹介したいと思います。
・ 競技者(フィールドプレーヤー)
ピョンチャンオリンピックで、
日本代表チームの活躍を目にしたときには、
フィールドプレーヤーが4人、
という構成で、男女別に試合を行なっていました。
ところが、ミックスダブルでは、
フィールドプレーヤーが2人、
男性、女性の各1名ずつ
ということになります。
・ ゲームエンド
ゲームエンドとは、
野球でいうところの「回」のようなものです。
通常のカーリングでは、
10エンドから構成されていましたが、
ミックスダブルスでは、
これが「8エンド」となります。
2エンド分、少なくなっています。
8エンドまでで決着がつかなかった場合には、
延長戦(エキストラエンド)を行い、
勝負を決するという点は、通常のカーリングと同じです。
・ シンキングタイム
通常のカーリングでは、
各チームに、38分のシンキングタイムが与えられ、
その持時間がなくなる前にプレイしなければなりません。
ミックスダブルスでは、
このシンキングタイムが、
22分となっています。
・ ストーンを投げる回数
通常のカーリングでは、
各チームの4人が1投ずつ投げるため、
一つのエンドで、各チームが8回投げることになります。
この点、ミックスダブルスでは、
一つのエンドで、各チームが投げるのは5回となっています。
・ ストーンを投げる順番
通常のカーリングでは、
リード→セカンド→サード→スキップ
という形で、順番に一人2投ずつ
投げていました。
ミックスダブルスでは、
そのエンドの1投目を投じた方が、
5投目を投じ、
あとの1名が、2投目、3投目、4投目を
投げる、ということになっています。
1投目を投げるプレーヤーは、
エンドごとに交代することも可能です。
・ テイクアウト(ストーンを外にはじき出すこと)の制限
通常のカーリングでは、
フリーガードゾーンにあるストーンについては、
4投目まではテイクアウトできないというルールになっています。
この点、ミックスカーリングでは、
3投目まではテイクアウトできないというルールです。
・ エンド始めのストーン設置
通常のカーリングでは、
エンド始め(先攻のチームによる1投目の前)に、
ストーンを配置することはありません。
ミックスダブルスでは、
エンド始めに、一方のチームが、
ハウスの前とハウス内に、
それぞれ1個ずつ、
自分たちのストーンと、相手方のストーンを
置くことができます。
そして、
ストーンを配置することができるチームは、
① 最初のエンドについては、
ラストストーンドロー(両チームが投げ合って、ハウスの中心に近い方の勝ち)
で決める。
② 2エンド目以降は、
「得点されたチーム」がストーン配置ができる。
ブランクエンドになった場合、
そのエンドに先攻だったチームが、
次のエンドのストーン配置がっできる。
・ 先攻後攻
通常のカーリングでは、
得点をしたチームが、次のエンドは先攻となる
というルールでした。
この点、ミックスダブルスではかなり異なっていて、
上で述べた、エンド始めのストーン配置によって、
先攻後攻が決まります。
すなわち、
ハウスの前にストーンを置いたチームがそのエンドの先攻、
ハウス内にストーンを置いたチームがそのエンドの後攻
ということになります。
例えば、
あるエンドで相手に得点されたチームは、
次のエンドで、ストーン配置をすることができるので、
その際に、相手のストーンをハウスの前に、
自チームのストーンをハウス内に配置すれば、
そのエンドは後攻ということになります。
◎ ミックスダブルスのルールのまとめ
以上のとおり、
カーリングのミックスダブルスは、
・ 競技者(フィールドプレーヤー)
・ ゲームエンド
・ シンキングタイム
・ ストーンを投げる回数
・ ストーンを投げる順番
・ テイクアウト(ストーンを外にはじき出すこと)の制限
・ エンド始めのストーン設置
・ 先攻後攻
といった点で、通常のカーリングのルールとは異なります。
特に、エンドの始めにストーンを配置するろいうルールは、
ダブルス特有のもので、カーリングの戦略性をさらに高めるルールともいえそうです。
ダブルスでの両チームの駆け引きに、
今度とも注目して観戦を楽しみたいですね。