【カーリングのルール】延長戦(エキストラエンド)の先攻後攻は?

カーリングは、1試合10エンド行なわれ、
得点が多いチームが勝利します。

ただ、ピョンチャンオリンピックでの試合を見ても、
結構延長戦が行なわれていました。

例えば、ピョンチャンオリンピックでの
準決勝の日韓戦でも、延長戦となりました。

そこで、ここでは、カーリングのルールとして、
延長戦が行なわれる場合や、延長線の戦い方、見所について
整理してみます。

◎ カーリングで延長戦が行なわれる場合は?

カーリングは、10エンド(10回)を行い、
得点の多寡で勝敗を決するものです。

各エンドでの得点の入り方や、
計算については、わかりやすくまとめましたので、
こちらでご確認ください。

そして、カーリングで延長戦が行なわれるのは、
「最終エンド終了時点で、両チームが同点のとき」
です。

延長戦のことを、カーリングでは、
「エキストラエンド(Extra End )」
と呼びます。

◎ 延長戦での勝敗は?

延長戦は、先に1点でも得点が入れば、
そのエンドで試合は終了します。

延長戦で1点でも得点したチームの勝利となります。


◎ 延長戦(エキストラエンド)での先攻後攻は?戦い方は?

延長戦だからと言って、
特に戦い方などが変わるわけではありません。

先攻後攻のルールについても、
特に延長戦特有のルールがあるわけではありません。

例えば、ピョンチャンオリンピックの
女子カーリング3位決定戦の日本対英国戦です。


第9エンドで日本が1点を取り、
4-3とリードしました。

最終の第10エンド、日本は不利な先攻、
英国は有利な後攻でした。

そして、英国のスキップ、
イブ・ミュアヘッド(Eve Muirhead)選手は、
ラストショットをミスし、日本に1点が入り(日本のスチール)、
5-3で日本が勝利しました。
最後はこの状態でしたね。


ミュアヘッド選手には、ラストショット時に
二つの選択肢がありました。
一つ目は、英国がテイクアウトショットなどで2点を取り、逆転勝利を狙うという方法
二つ目は、無難に1点を取り、延長戦(エキストラエンド)に持ち込む方法
です。


結局、ミュアヘッド選手は、一つ目の選択肢で、
結局ミスショットになったのですが、
仮に二つ目の狙い通りになって、延長戦になったとしても、
10エンドで後攻で1点を取ったことになり、
延長戦では、英国が先攻、日本が後攻となっていました。

そのため、ミュアヘッドとしては、
一つ目の、逆転勝利を狙うショットを選択せざるを得なかったというところでしょうか。

◎ 延長戦(エキストラエンド)のルールのまとめ

カーリングの選手は、常に「先攻後攻」のことを考えながら、
プレーをしています。
延長戦になるにしても、やはり有利な後攻で延長戦に入ったチームが、
圧倒的に有利になります。

そういったところに注目しながら、
延長戦前から観戦すると、一層カーリングを楽しめますよ。