よく耳にする言葉の一つが
「スチール」
です。
今回は、カーリングにおける
スチールの意味や、
スチールと先攻・後攻の関係について整理してみます。
◎ カーリングの「スチール」とは?
スチールとは、英語の「steal」のことで、
英単語自体の意味としては、
「盗む、うまく手に入れる」といった意味です。
そして、カーリングで遣われる場合には、
先攻のチームがそのエンドで得点することを言います。
◎ 先攻のチームが得点することを「スチール」と呼ぶ理由は?
カーリングでは、先に投げるチームを先攻
後に投げるチームが後攻ということになります。
そして、各エンドの得点は、
後攻チームのスキップによる最終ショットが終了した時点で、
円の中心に一番近いところにストーンがあるチームが得点するというルールですから、
最後に投げて円の中心にストーンを運ぶチャンスのある後攻が有利となります。
先攻のチームとしては、
先攻のエンドで得点すること自体が
元々難しいわけですから、
先攻のチームが得点すること自体が、
「うまく手に入れた」というニュアンスで
「スチール」と呼ばれるようになったと考えられます。
◎ スチール後は?先攻・後攻は?
先攻チームが得点を取ることがスチールですが、
スチールした直後のエンドは、
先攻・後攻は入れ替わりません。
スチールされてしまったチームは、
再び有利な後攻として次のエンドを戦うことができるのです。
◎ スチールのメリット・デメリットは?
スチールのメリットとしては、
当然ですが、不利な先攻でも点数が得られることです。
逆にデメリットとしては、
次のエンドも再び不利な先攻をもたねければならないことです。
そのため、スチールするのであれば、
1点ではなく、できれば2点以上獲得したいところです。
◎ スチールのその他の意味は?
また、連続得点することもスチールといいます。
この点は、先攻のチームが連続して得点することを、
「連続スチール」とも言ったりしますから、紛らわしところがあります。
◎ まとめ
カーリングのスチールは、
不利な先攻が得点することです。
スチールが起きると、
その後のゲームの展開が変わってきます。
スチール後の両チームの戦術を予測しながら観戦すると、
より一層カーリングが楽しめますね。