【カーリングのルール】ブラシが相手のストーンに当たる場合

以前の記事で、
カーリングの最も基本的なルールである、
「得点の入り方」について、簡単にまとめました(リンクはこちら)。

カーリングのルールと一言で言っても、
実際には、細かいものを含めると多岐にわたります。

現時点の国際大会で適用されている
カーリングのルールの詳細について知りたい方は、
国際カーリング連盟(WCF)のサイトから、
ルールをダウンロードできます。

ただし、全文英語表記です。

◎ ブラシがストーンに当たる場合は?

カーリングを観戦していて、
ブラシを掃くスィーパーが、動くストーンのすぐ近くで、
一生懸命にブラシを動かしている様子を目にしますが、
「あれって、もしブラシがストーンに当たったらルール上どうなるの?」
と疑問に思いました。

また、「投げたストーンではなくて、
他のストーンにブラシなどが当たったらどうなるの?」
という点についても、知りたくなりました。

同様の疑問を持たれた方もいるようですので、
ルール上どうなっているのか、せっかくなので確認してみました。


◎ 自分たちの動いているストーンにブラシなどが当たった場合


ストーンが当たった場所によって、分けてルールが設定されています。

(1) 上の図で、ストーンを離すライン(ティーライン)から
ストーンが有効と見なされるライン(ホッグライン)の手前
までにストーンが当たった場合(WCFルール R8.(a))


・ 当たった自分たちのストーンは
直ちに取り除かれます。
つまり、そのショットが
全くの無駄なショットなるペナルティが科せられることになります。


(2) 上の図で、ストーンが有効と見なされるライン(ホッグライン)
を超えた場所(同ラインにかかった場合を含む。)で当たった場合(WCFルール R8.(b))

・ 当たったストーンが止まるまで待ちます。
その後、相手方が、
① そのストーンを取り除き、動いたストーンをすべて元に戻す
② 接触がなかったら静止したと思われる場所にすべてのストーンを戻す
③ 何もせずそのままの状態とする
の3つの選択肢から選ぶことができます。

◎ 静止しているストーンにブラシなどが当たった場合

(1) ブラシが当たってストーンが動いたことにより、
動いているストーンのコースに影響を与えなかったと考えられるとき(WCFルール R9.(a))

・ ストーンを元の位置に戻します。
これは、ショットストーンがそのまま進んだとしても、
接触してしまったストーンには当たらず、そのため、ショットストーンの動きに影響を与えなかった場合などです。

(2)ブラシが当たってストーンが動いたことにより、
動いているストーンのコースに影響を与えたと考えられるとき(WCFルール R9.(c))

・ 当たったストーンが止まるまで待ちます。
その後、相手方が、
① コースが変えられたと考えられるストーンを取り除き、
接触後動いたストーンをすべて元に戻す
② 接触がなかったら静止したと思われる場所にすべてのストーンを戻す
③ 何もせずそのままの状態とする
の3つの選択肢から選ぶことができます。 

◎ ブラシがストーンに当たった場合のまとめ

以上のルールをざっくりとまとめると、

〇 ブラシがストーンに当たったことにより、
他のストーンに影響がない場合には、
単にそのストーンを元に戻せばOK

〇 ブラシがストーンに当たったことにより、
他のストーンに影響が出たと考えられる場合には、
相手方の要求により、接触がなかった場合を想定したストーンの配置とするように努める

という感じでしょうか。

「紳士のスポーツ」たるカーリングですから、
ブラシが当たった場合でも、対戦相手との話し合いにより、
柔軟に解決するようです。

特に、ブラシを当てた人が退場処分になる
といったルールにはなっていないようです。